無知・無学な僕

古美術を扱う店舗で
昔のお茶室を移築・再生
していまして、その説明会
がありました。そんな
ありがたい機会・逃す訳
にはいかないです。
仕事の都合つけて、何とか
お伺いすることが出来ました。

僕も建築業界・長いし、
学校も京都だったし、だから
お茶だって、それなりに
経験もしてます。
一応・なんちゃって…だが
二級建築士は受かったくらい
だから、お茶室の基本材
くらいは勿論わかっている…
つもりでした。

今回・椿様と言う、お茶室の
第一人者の方が入っておられ
て、説明を受けた訳です。

再生にかける苦労や想いは
感嘆するのは勿論・基本を
踏まえつつ、新たに移設する
先に合わせてデフォルメを
行っていますが、

精神性とか、お客様をもてなす
心とか、その為に使い勝手が
どうあるべきか?などを考え
尽くしてデフォルメしています。
また、もてなす為に、お茶室
だけで無く、お客様から見えない
後ろの部分(水屋など)まで
心・くだいて、おられました。

なかなか・簡単に言葉に表現
出来ないです。僕達が例えば
飲食店なんかに関わる時、
やはり「おもてなし」は
イメージする訳ですが、
僕はここまで考えてはいない
と、如何に軽かったかと、
ショックを受けて帰って
来ました。薄っぺらい知識
だけでした。猛烈に反省して
います。お茶を行うとき
4.5畳の中で4時間はいる
らしいです(そんな事すら
知りませんでしたが)その時間
客人が決して広く無い空間で
快適に過ごせるか?
人に優しく無いと出来無い。
僕はここまで優しくなって無い
です。

お茶室・古建築の知識習得の
為に伺いましたが、あまりに
得るところ多く、この経験は
モダンな今の多くの仕事に
少なからず良い影響を与える
ことになろうかと思います。

行って良かった。ほんとうに



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