人間不在の建築や空間に変容しようとしている事への不快感

https://confortmag.net/20230806modernism-lecture/


この日曜日ですが、建築家の松隈洋さんのセミナーを

拝聴していました。「モダニズム建築は何を求めたのか」

がタイトルです


コルビジェから始まり、丹下・鬼頭・坂倉・など

そうそうたるモダニズム建築の変遷を話して

きたのですが、主題は、その先人達が権威主義の

建築から脱却して、市民に解放された解放的な

建築・市民ホールとか役所、体育館、図書館

美術館などを建築してきたものが、今現在

なんの思慮も無く壊される、存続の危機にあり

その後に出来る建築の青写真の多くが、その様な

市民に開かれたものでは無く、巨大でクローズド

で無味乾燥な建物に置き換えられようとしている

危機感を訴えていたのでした。


東京では今ホットなのは神宮外苑

写真はまさにセミナー拝聴後に撮ったもの

ららぽーと・が出来る??要らないですけど

そう言う話になっていますよね。その建替えの

有識者の中に建築家は居ないそうで

ただただ経済効率だけを追求して今に至って

います。


あと東京だと葛西臨海水族館ですね

建て替える・もしくは環境を激変させる様な

計画が持ち上がっている

1400本もの木々が伐採される計画です


僕だけでなく、多くの方が言われていますが

今ビッグモーターが面している道路で

植樹に枯葉剤を撒いて植樹を消滅させていて

それについては東京都・及び小池百合子が

ヤンや・言っていますが、こっちの植樹の

伐採の方も同じくらい罪深い。


僕ですが、この二つの問題は共に知っては

いました。ただ漠然と「ダメなんだろうな・・」

と思っていたのですが、今回このセミナーで

一体何がダメなのか?を論理的に説明されて

ストンと腑に落ちたのでした。

その上で僕が一言で感じた事を申せば

「人間不在の建築や空間に変容しようとして

いる事への不快感」です。


最後の方に松隈さんが言われていました。

ご自身の年齢もあるので、この問題は

これからの人にバトンタッチしたいと。


あと神宮外苑なんかでもそうですが、そこで

建築に関わっている人間は一体何をしている

のか?一人でもマトモな建築人がいたら

「木々を切り倒す?それはダメだろう」と

言って然るべきなのに、そう言う人間が

社内(三井不動産だね)に居ないのがダメだと


実はこの日も暑くて、セミナーに行くのを

ちょっと躊躇ったのです。でも頑張って

行きました。ここのとこコロナもあって

マトモなセミナーに行けてなかったのも

僕の背中を後押ししましたが、とにかく

拝聴して本当によかったです。

思うところ・考えるところ沢山ありました


チっと↓いただければ嬉しいです


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